2006-06-15 怒りの葡萄 怒りの葡萄(1940)原作はピューリッツァ賞を受賞した、スタインベックの同名小説。 殺人容疑で入獄していた主人公トム・ジョードは仮釈放で4年ぶりに故郷オクラホマの農場に戻るが、 小作人として働いていた一家は既に凶作の土地を逃れさったあとだった。 叔父の家で家族と再会した彼は、みなで遥かカリフォルニアに行き、職を求める。重たい中にも希望がある名作。この次の年にやはり労働者を題材にした「わが谷は緑なりき」(1941)がある。