父、帰る
「父、帰る」(2003)を見る。
http://chichi-kaeru.com/
12年ぶりに突然帰郷してきた父親を前に、
事情も呑み込めず戸惑うばかりの兄弟の姿を、
謎を秘めた緊張感溢れる語り口で綴り、親子の間の絆や葛藤を鮮やかに描き出す。
圧倒された。
静かな展開なオハナシながら、
ソリッドで力強い。
映像もグッド。
単なる父子ものではない。
それ以上の感動が得られた。
何年たっても、フッと思い出しそうな作品。
同じロシアの「動くな、死ね、甦れ!」(1989)「パパってなに?」(1997)の強烈な印象を彷彿。