デビルマン

渋谷TOEI1(渋谷東映が改名・・・やれやれ)にて「デビルマン」(2004年)鑑賞。
予想以上50人ほどいる。
北京原人」の時の5人(うち2人はどう見ても路上者)の10倍だ!
まあ、内容は予想してたどうり。
長がーーーーい2時間。(体感時間5時間以上)
原作と違うとか、シレーヌが下着姿とかいう以前の問題。
映画はこういう風にとってはいけない、っていう適切な見本。
ウン十億円かけたそうだけど(オマケに公開伸ばして作り足していた)
なんに使ったのか疑問なほどショボイ。
せめてデーモン狩り本部は都庁をベースにして欲しかった。
そっくりだし。
まあ、そこだけそうしたからどうということはないけど・・・

なぜか名作短編「ススムちゃん大ショック」のネタが入ってる。
ちょっと嬉しいけど・・その部分もショボイし。
子役はちょっと良かったけど。

先に触れた「北京原人」、聖子妖精が踊る「千年の恋」、ダイブ「凶気の桜
などなど何年かに一回にある東映ならではの、伝統映画。
でも、よりによって「デビルマン」でなくてもな・・・
冒頭のヒロインの「あきらく〜〜ん」が、
モロ「ひろしく〜ん、とうるく〜んケンカしちゃダメじゃない」という
ミポリンにダブって見える。ロケもたぶん一緒の静岡だし。
当然ラストは倉庫で乱闘だ!(半分ウソ、でもそんな感じ)
呼び物の特撮もゲキガメーション(バイ猫目小僧)というか、なんというか・・・
朝日新聞の評で「特撮は内容と比べて相対的に良い」というのがよくわかる。
結局どっちも酷いから。

あ、それからアニメ版とは違う原作ベースだから子供が観るものじゃないです。
前の席にいた僕と年が一緒ぐらいのお父さんに連れられた小学生ぐらいの女子は
ひきつった表情してた。
お父さんがわざわざ永井豪が出てくると、教えていたけど
べつに嬉しくないだろうな〜
いろんなゲストが次々でてくるけど・・・(小林幸子やら帝都物語の人とか)
ほとんど意味がない。
あ、唯一意味があるのは本田(北京原人)博太郎・・・

嗚呼、三池監督で観たかった・・・・デビルマン(5) (講談社漫画文庫)