金環蝕

昨日はビデオで「金環蝕」(1975年)を見る。
政治世界の黒い闇を描いた邦画。
弱肉強食のような政治の世界、汚職、恐喝、色・・
今は違うのかも知れないが、日本の主力産業、
公共事業の入札のカラクリもよーく解る。
値段が一番高いのが通るシクミとか。

30年近く前の映画なのに、今見ても変わってない。
昔よりも情報が早くなって、もっと悪くなったかも。
ゲップがでるぐらい濃い役者そろい踏み。
仲代達也、宇野重吉三國連太郎西村晃・・・・
最近、こんな映画はないな〜
と、いいながら「スターシップトゥルーパーズ」や「クレヨンしんちゃん」見て
喜んでいる私。

安田道代(現、大楠道代)が妖艶な愛人を演じながら、
オバケのQ太郎」を読んでいるのが、なんかおかしかった。
監督は山本薩夫
華麗なる一族」「忍びの者」「白い巨塔」なんかを撮っている。
原作は石川達三
「青春の蹉跌」もそう。
監督が違うと原作者が一緒でもこんなにもカラーが違う映画になるんだな。