Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?

Shall we Dance?」 (2004)を渋谷シネタワー2で観る。
http://www.shallwedance-movie.jp/
700人ほどの劇場なのだが半分ぐらいの入り。

遺言書の作成を専門にするシカゴの弁護士ジョン・クラーク。
彼は高級デパートに勤める妻と2人の子供たちに囲まれ、
何不自由なく幸せに暮らしていた。
だが最近では、単調な毎日を繰り返すことにどこか空虚感を抱き始めていたジョン。
そんな彼はある日、帰りの通勤電車から何となく外を眺めていた時、
とあるダンス教室の窓辺に佇む物憂げな美しい女性に目を留める。
そして、次の日も電車の中から彼女の同じ様子を見届けたジョンは思わず途中下車、
彼女が気になる一心でそのダンス教室に足を踏み入れてしまうのだが…。

あまり期待してなかったのだが、これが予想以上に良い!
やはりラストの方はジンワリ。
劇場えも方々で鼻をすする音が。
アメリカ製の邦画と思うぐらいオリジナル「Shall We ダンス?Shall We ダンス? (通常版) [DVD](1996)と一緒。
ただ微妙に違う点も多い。
リチャード・ギアは、思いのほか冴えない中年男性を熱演。
ただ妻役のスーザン・サランドンはもう少し強くなっている。

オリジナル版を見返してみて気が付いたのだが、
アメリカ版の方にも周防正行監督が大好きな「小津映画の魂」みたいなものが入ってるのでは?
だから、こんなにも邦画なものができたのではなかろうか。
ジェニファー・ロペス草刈民代と同じように棒読みな感じがうまくでているし。
これは決してけなしているわけではなく、あらかじめ意図された演出なのだから。