大冒険

昨日はテレビ録画した「大冒険」(1965年)を見る。大冒険 [DVD]
クレイジーシリーズ(にしても良く考えると凄い名前)4作目。
クレイジーキャッツ結成10周年ということで、
それまでのサラリーマンものを一新し、
外市場を狙った大型コメディとなった。
ホントに海外で上映したのだろうか?
円谷英二を特撮監督に迎えて予算はかっかっている。
だが、あまりにスケールがでかくて破天荒すぎる。
植木等演じる雑誌記者が偽札事件に巻き込まれ、
その黒幕にはなんとナチスの残党がいて・・・
潜水艦やら大爆発やら谷啓の珍発明やら大アクションやら
(植木は元体操選手という設定でカーアクションしまくり)
で、大忙し。
で、相変わらず歌もそこそこ挿入されるてんこ盛り大サービス。
ザ・ピーナッツも一瞬登場。
越路吹雪も敵役で登場。
原案にはノンクレジットながら新藤兼人が参加していたそうだ。
もともとはシリアスな話だったものをスラップスティックにしたために
こんな珍作になったようだ。
(↓参照)
http://www010.upp.so-net.ne.jp/tohoscope/bouken.html

このシリーズでは「クレージーだよ奇想天外」第6作(1966年)
「クレージーの怪盗ジバコ」第10作(1967年)を見たことがある(ビデオも在庫あり)。
東宝の昔のコメディはこのシリーズも含めてドリフターズものも、
オチや途中で文字どうりのクレージーネタ(主人公の頭がホットだったり)があったりするので、
(まあそれだけの理由ではないだろうが)なかなかソフト化やテレビ放映はしないな〜