ローズマリーの赤ちゃん

昨日はビデオで「ローズマリーの赤ちゃん」(1968年)を見る。
ずーっと前から見なくてはと思ってはいたのだが、いかんせん怖くて・・・
前半は拍子抜けするぐらい可愛らしいオハナシ。
パッケーッジのイメージから、もっとオドロオドロイのかと。
オーメン」(1976年)「エクソシスト」(1973年)なんかと一緒に、
よくホラーの代表みたいに言われてるのに。
でも後半は・・・
でも見方によってはホラーじゃないとも言える。
ラストも幻想として見れば。
途中にもいかにもサイケな時代な幻想が入る。
夢を映像化したみたいな。

舞台はダコタハウス。
ジョンレノンが殺されたとこ。

監督はロマン・ポランスキー
当時の妻、女優のシャロン・テートも主人公の友だち役でちょっと出演。
で彼女はチャールズ・マンソン・ファミリーにより惨殺。
それも妊娠中。この映画と関係あるのか?
その後、アメリカに帰れなくなったり(帰れば実刑で50年!)
で最近ではなぜか、ジャパネットのオマケに使われる「戦場のピアニスト」(2002)で注目される。

主役のミア・ファローは大変キュート。
当時の先端のファッションをスレンダーな体で着こなしている。
でも彼女はこの映画以前、66年になんとシナトラと結婚している。
でそれ以降81年、ウディ・アレンと出会って、公私にわたるパートナーとして彼の作品にコメ
ディアンヌという新たな世界を見出され活躍したが、93年アレンの中国系養女との性的関係と幼児虐待を告発して別居。長期に渡る泥沼裁判が当時話題になった。
いろいろ皆さんクロウしてるな〜

原作のアイラ・レヴィンは、この作品は悪魔については後づけで
主に妊婦の不安を主題にして書いたそうだ。
その後「ステップフォード・ワイフ」(1975) も映画化されるが、
日本ではあまり注目されず、今度リメイクされるので初めてソフト化される。
嬉しい。よく店で外国人のお客さんに聞かれた。
外国ではテレビで「ステップフォード・タウンの謎<TVM>」(1980)としてリメイクもされた有名な作品らしい。
その他「硝子の塔」(1993) 、「死の接吻」(1990) 、「デストラップ・死の罠」(1982)
ブラジルから来た少年」<未公開>(1978)などの 原作も手がけている。
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