プレイタイム

昨日は「プレイタイム」(1967年)を見る。
ジャック・タチ脚本・監督・主役。
ぼくのおじさん 都会に行く」
冒頭から出てくるデカく美しい空港。
なんとこれセットらしい。
ピアピカの壁はカメラが写り混まないよう、
壁を写真にとってそれを大きく引き延ばして、
貼り付ける懲りよう。
それから都会のあちこちのビルもセット。
高さ15メーターの張りぼて
当時としては、異常なお金がかかっている。
にもかかわらず、基本は「ぼくのおじさん」と、
変わらないとぼけたギャグの連続。
オフィスの場面では、いかにもの日本人がウロウロ。
田口トモロヲ演じるサラリーマンみたいのも登場。
後半はオープンしたばかりのレストランでのドタバタ劇。
私財を投じた作品は当時はオオコケだったらしい。
今、見ると新鮮なのにな。
おまけに70ミリで撮影。
昨年、今は亡き渋谷パンテオンで上映したのだが、
行かなかったことを、つくづく後悔。